ふたり音・使い方
毎日練習しているのに音感が伸びない?成績から練習内容を変える方法
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同じ日に続けていると誤答が減るのに、翌日にはまた間違える。それでも練習を重ねると、ある日「あまり間違わなくなった」と感じることがあります。「ふたり音」の成績は、一日の点数だけで上達を判断するためのものではありません。特定の音や黒鍵で繰り返す誤答に気づき、日を重ねた変化を見るために使えます。
全体の正答率だけでは、練習内容を決めにくい
正答率が上がれば、練習の手応えを感じられます。しかし、例えば正答率が70%だったとしても、その数字だけでは、上がる音と下がる音のどちらを間違えたのか、特定の高さが苦手なのか、近い音を聞き分けにくいのかは分かりません。
反対に、正答率が変わらない日でも、以前は迷っていた音をすぐ選べたなら変化はあります。一つの数字だけで伸びていないと決めず、間違い方の内訳と、答えるときの感覚を合わせて振り返ることが大切です。
成績は評価ではなく、次の10問で何を確かめるかを決める材料です。
最初に「次に練習する音」を見る
3回答以上ある音の組み合わせが増えると、成績欄の「次に練習する音」に、その中で正答率が最も低い関係が表示されます。例えば「ド→ソ(上行)」のように、二つの音と方向、回答数、正答率を確認できます。
表示された関係は、今の成績から選ばれた練習候補です。一度の間違いだけで苦手と決めないよう、同じ組み合わせに3回答以上あることを表示条件にしています。それでも回答数が少ない間は結果が大きく動くため、確定した弱点ではなく、次に注意して聴く候補として扱います。
特定の二音だけを指定して自動出題する機能は現在ありません。候補を覚えておき、問題に出たときに二音の動きを丁寧に聴き、正解後の音ももう一度確かめてください。
「詳しい成績」は三つの順番で読む
成績欄の「詳しい成績を見る」を開くと、方向ごと、スタート音ごと、音程差ごとの回答数と正答率が表示されます。一度にすべてを改善しようとせず、差が大きいところを一つ探します。
- 1. 方向ごと
- 上行と下行を比べます。片方だけ低ければ、二音目が上がるのか下がるのかを意識し、正解後に声でもゆっくりたどります。
- 2. スタート音ごと
- どの高さから始まると間違えやすいかを見ます。特定の音だけ低ければ、「スタート固定」を選んでその音を設定し、そこから進む音を多く聴きます。
- 3. 音程差ごと
- 半音単位の距離を比べます。近い音が苦手なら「完全5度まで」から始め、黒鍵を含む問題が難しければ、まず「白鍵のみ」で関係を捉え直します。
「スタート音ごと」はオクターブが違っても同じ音名として集計されます。「音程差ごと」は、例えばドからミでもファからラでも、同じ4半音としてまとまります。個別の問題と全体の傾向を行き来しながら見てください。
私の場合は、特定の音と黒鍵の誤答が多かった
私が成績と一問ごとの間違い方を見て気づいたのは、すべての音を同じように間違えているわけではないことでした。特にミ・ソ・シを別の音だと思い浮かべることが多く、黒鍵を含む問題も全体的に難しく感じました。
黒鍵では、音の高さを聴き分けることに加えて、西塚式音名で答えることにも慣れが必要でした。デ・リ・フィ・サ・チという呼び方がすぐ浮かばない間は、音を聴けているのか、名前で迷っているのかを自分でも分けにくい状態でした。
それでも黒鍵を含む設定で練習を続けるうちに、西塚式音名と音の高さが少しずつ結びつきました。黒鍵だから急に身構える感覚が薄れ、以前より名前も自然に浮かぶようになりました。従来の音名から変換せずに発声できるようになるまでの練習は、「西塚式音名に慣れるために続けた練習」で詳しく紹介しています。
設定は変えず、誤答した後の確認を変えた
苦手が見つかったとき、私はすぐに設定を簡単にしませんでした。同じ条件を続けながら、誤答した後の確認を丁寧にしました。正解音を聞くだけで終わらせず、自分が選んだ音も鍵盤で鳴らし、二つを聞き比べます。
ミをシだと思い浮かべたときのように、正解と自分の誤答を並べると、曖昧だった違いを一問ごとに確認できます。実際に行った確認と、ミ・ソ・シの誤答に気づいた経緯は、「正解音と失敗した音を聞き比べる練習」にまとめています。
設定を変えずに続ける方法が、誰にでも合うとは限りません。難しくて確認まで続けられない場合は、白鍵だけに戻す、音程差を狭めるなど、一つだけ条件を変える方法もあります。大切なのは、数字を上げるために簡単にすることではなく、何を確かめる練習なのかを明確にすることです。
設定を変えるなら、一度に一つだけにする
成績を見た後に声域、鍵盤、モード、出題範囲をすべて変えると、何が難しさに関係していたのか分からなくなります。設定を調整する場合も、まずは一つだけ変え、同じ条件で何問か続けます。
- 特定のスタート音が苦手:「スタート固定」にして、その音から始める
- 到着する音を基準に覚えたい:「ゴール固定」にして、指定した音へ戻る関係を聴く
- 黒鍵を含むと急に難しい:いったん「白鍵のみ」で音の動きを確かめる
- 広い音程で迷う:「完全5度まで」に範囲を狭める
- 高音や低音で声が不安定:無理なく出せる声域へ調整し、聴き分けと発声の難しさを分ける
10問を一区切りにする使い方
- 1まずは設定を頻繁に変えず、同じ条件で10問ほど解く
- 2成績の「次に練習する音」を確認する
- 3「詳しい成績を見る」を開き、方向・スタート音・音程差のどこに差があるかを見る
- 4誤答した音は、正解音と自分が選んだ音を聞き比べてから次へ進む
- 5翌日以降も同じ条件を試し、正答率だけでなく迷いや誤答の減り方を振り返る
10問は、生活の中で区切りをつけやすくするための目安です。統計的に十分な回数を保証するものではありません。同じ日に続けて解くと、確認した直後の音を覚えていて誤答が減ることがあります。そこで一回の結果だけで判断せず、翌日以降も同じ条件で試し、数日単位で傾向を見ます。
翌日にまた間違えても、練習が戻ったとは限らない
私の場合、同じ日のうちには誤答が減っても、日をまたぐと再び間違えることがありました。昨日できたのに今日はできないと、元に戻ったように感じます。しかし、そこで一日分の正答率だけを比べると、少しずつ起きている変化を見落とします。
数日続けるだけでも、以前より迷いが減る感覚はありました。さらに続けていると、直線的に毎日良くなるのではなく、ある日突然「あまり間違わなくなった」と感じるときが来ました。正確な数値を記録した結果ではなく、私自身の練習で感じた変化です。
日ごとの上下があっても、同じ音で迷う回数が減ったか、西塚式音名が自然に浮かぶようになったか、誤答後に違いをはっきり感じられたかを振り返ります。成績は、その日の自分を採点するものではなく、こうした変化に気づくための記録として使えます。
連続正解数と過去7日間の回数は、続け方の目安
連続正解数は、そのときにどれくらい安定して答えられたかを見る数字です。記録を伸ばすために簡単な設定だけを続けるのではなく、苦手な設定へ変えた直後に連続正解が減るのは自然なことだと考えます。
過去7日間の練習回数は、練習量を振り返るために使えます。毎日必ず同じ数をこなす必要はありません。正答率が低いときに、練習内容が難しいのか、まだ回答数が少ないのかを考える手がかりになります。
成績をリセットする前に知っておきたいこと
成績は、この端末のブラウザ内に保存されます。名前や成績の内訳が運営者のサーバーやGA4へ送られることはありません。別の端末やブラウザには引き継がれず、ブラウザの保存データを削除した場合も消えます。
「成績をリセット」を押すと、正解数、出題数、詳しい成績、過去7日間の回数が初期状態に戻ります。設定を変えるたびに消す必要はありません。以前との変化を見たい場合はそのまま残し、まったく新しい条件で記録を始めたいときだけリセットしてください。
まず10問解いて、次の10問を決める
最初から自分の苦手を正確に知る必要はありません。まず普段の設定で問題を解き、「次に練習する音」と詳しい成績を確認します。
数字の低い項目を一つ選んだら、まず誤答後の確認を丁寧にして、同じ条件で次の10問へ進みます。難しすぎる場合だけ設定を一つ変えます。翌日にまた間違えても一回の点数で決めつけず、日を重ねた変化を見てください。