ふたり音・音感トレーニング
音感トレーニングは何から始める?寝る前10分の「ふたり音」練習法
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音感トレーニングを始めても、最初から鳴った音を一発で特定するのは簡単ではありません。私は「ふたり音」の4つの選択肢をすべて頭の中で再現し、問題の音と比べながら答えています。分からない段階でも取り組める、私なりの練習方法を紹介します。
ピアノとは別に、寝る前の10〜15分を使う
私は普段、ピアノを1回30分から1時間ほど練習しています。それとは別に、「ふたり音」は寝る前の10〜15分ほど使うことが多いです。
一度に長時間取り組むというより、短い時間でも2つの音に集中する機会を作っています。その日の正答率を上げることだけを目標にせず、音を頭の中で扱う時間として続けています。
最初から一発で音を特定できなくてもよい
始めた頃は、問題で鳴った2音だけを聴いて「これは何から何への音だ」と特定するのが難しいと思います。私も、すべての組み合わせをすぐに再現できるわけではありません。
そこで、最初は表示される4つの選択肢を手掛かりにしてよいと考えています。鳴った音を完全に言い当てられなくても、候補と比べることで「これは近い」「これは違う」と感じられることがあります。その違和感も、耳を使って判断するための大切な手掛かりです。
4つの選択肢を、すべて頭の中で再現する
問題を聴いたら、すぐに回答ボタンを押すのではなく、表示された4つの選択肢を一つずつ頭の中で鳴らしてみます。そして、最初に鳴った問題の2音と比べます。
頭の中で再現できない候補があっても構いません。最初は、問題の音と4つの候補の中で、最も違和感のないものを選ぶやり方でよいと思います。
4択は、正解を当てやすくするだけのヒントではなく、4種類の音を頭の中で比べるための教材として使う。
このように使うと、回答までに少し時間はかかります。しかし、音を聴いて反射的に選ぶだけではなく、2音のつながりを自分の中で再現する練習になります。
正解した後に、もう一度聴く
回答して正解が表示されたら、正解の音をもう一度鳴らして確認します。最初に聴いた問題と同じつながりに感じられるか、頭の中で考えた音と合っていたかを確かめます。
「ふたり音」の鍵盤は、音域内の鍵を自由に押して鳴らせます。余裕があれば、正解以外の選択肢も鍵盤で鳴らしてみてください。正解と不正解の音を続けて聴くと、どこが違っていたのかを確認できます。
間違えた場合も、それで練習が失敗したわけではありません。正解を聴き直し、ほかの候補と比べるところまでが一問分の練習です。
初心者は、白鍵・完全5度まで・スタート固定から
初めて使う場合は、次の設定がおすすめです。
- 鍵盤の対象:白鍵のみ
- 出題範囲:完全5度まで
- モード:スタート固定
スタート音を一つに固定すると、同じ音から始まる複数のつながりを比べられます。さらに、白鍵と完全5度までに限定することで、最初から記憶の対象を増やしすぎずに済みます。
一問ごとの練習手順
- 1白鍵のみ・完全5度まで・スタート固定で始める
- 2問題の2音を聴く
- 3表示された4つの選択肢を頭の中で一つずつ再現する
- 4問題の音と比べて、最も違和感のない選択肢を答える
- 5正解の2音をもう一度鳴らして確認する
- 6余裕があれば、ほかの選択肢も鍵盤で鳴らして聴き比べる
すべての候補を毎回完全に再現しようとすると負担になることもあります。寝る前の短い練習なので、集中が切れてきたら終わりにし、次の日に続けます。
できるようになったら、少しずつ範囲を広げる
最初の設定に慣れた後は、私は次のような順番で難易度を上げるのがよいと考えています。
| 段階 | 設定 |
|---|---|
| 1 | 白鍵のみ・完全5度まで・スタート固定 |
| 2 | スタート音を変えて、別の音を基準にする |
| 3 | ゴール固定に切り替える |
| 4 | 出題範囲を1オクターブまで広げる |
| 5 | ランダムを取り入れる |
| 6 | 最後に黒鍵を含む12音へ広げる |
スタート音を変えると、別の音を基準にしたつながりを覚えられます。次にゴール固定、1オクターブ、ランダムへと進めます。順番は厳密な決まりではないので、ランダムを途中で取り入れても構いません。
黒鍵を含む設定は、白鍵での練習に慣れてからでよいと思います。黒鍵を加えると、記憶する対象が7音から12音へ増えるためです。難しく感じたときは、前の設定に戻して続けます。
正答率だけで上達を判断しない
成績に正答率が表示されると、数字を上げることが目標になりがちです。しかし私が大切にしているのは、回答するまでに音を頭の中で再現できたか、正解後に違いを確かめられたかという過程です。
最初は再現できない音があっても構いません。問題、選択肢、正解の音を繰り返し比較しながら、少しずつ2音のつながりに触れていく。これが、私の「ふたり音」の使い方です。
白鍵と完全5度から始めてみる
最初から一発で当てようとせず、4つの候補を頭の中で比べてみてください。正解後にもう一度聴くところまでを、一問分の練習にしてみましょう。
ふたり音で練習してみる