ふたり音・音感トレーニング
上がる音より下がる音が苦手?成績から自分の弱点を見つける音感トレーニング
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二つの音を聴いたとき、私は上がる動きよりも下がる動きのほうを苦手に感じます。声に出すと、上行では目的の音まで上がりきらず、下行では反対に下がりすぎることがありました。聴いて答えるときの傾向は、方向・スタート音・音程差ごとの成績で確かめられます。声のずれとは分けて見ながら、次に練習する音の関係を選びます。
私は、上がる音より下がる音が苦手だった
「ド」から「ミ」のように二音目が高くなる上行と、「ミ」から「ド」のように二音目が低くなる下行。同じ二つの音を使っていても、進む方向が変わると、私には難しさが違って感じられます。
私の場合は、上行よりも下行のほうが苦手です。二音目が低いことは分かっても、最初の音からどのくらい下がったのかが曖昧になり、選択肢を迷うことがあります。
音程差が同じでも、上がる動きと下がる動きは同じようには捉えられませんでした。
声に出すと、上行と下行でズレ方も違った
声で二つの音をたどったときにも、方向による違いがありました。上がる場合は、狙った高さまで声が上がりきらず、二音目が少し低くなることがよくあります。
下がる場合は、必要な距離を越えて下がりすぎることがありました。ただし、C3より低い音では、反対に十分下がりきらないこともあります。いつも同じ方向へ外れるのではなく、音域によってもズレ方が変わり、安定していませんでした。
この体験から、上行が得意、下行が苦手と一言で分けるだけでは不十分だと感じました。聴いて答えた成績と、自分で歌って気づいたことを分けて振り返ります。ふたり音の成績は選択肢への回答を集計するもので、歌声を録音・採点する機能はありません。
上がる音階を耳にする機会の多さも関係している?
子どものころから、「ドレミファソラシド」と上がる音階を、「ドシラソファミレド」と下がる音階より多く耳にしてきた人もいるのではないでしょうか。私自身も、上がる音階のほうになじみがあります。
その経験の差が、下行を難しく感じることに関係している可能性も考えました。ただし、これは私個人の経験から生まれた仮説です。人によって耳にしてきた音楽も、得意な方向も異なるため、一般的な原因として断定はできません。
大切なのは、下行は誰にとっても難しいと決めることではなく、自分の場合はどちらが苦手なのかを確かめることだと思います。
正しい音の動きを記憶できていないのかもしれない
上がりきらない、下がりすぎる、低い音では下がりきらない。ズレ方が安定しない原因の一つとして、私は、移動先となる正しい音を頭の中へ十分に記憶できていない可能性を考えています。
「下がる」という方向だけでなく、次の音の高さまで思い出せているだろうか。二音目の高さを思い出せているかも、聴き直して確かめたい点です。ただし、聴き取り・記憶・発声のどこでずれたかは、この体験だけでは切り分けられません。
これも私の体験に基づく推測であり、発声が安定しない原因は人によって異なります。それでも、二つの音を繰り返し聴き、その関係を記憶する練習を続けたことで、私は以前より音の動きを捉えやすくなりました。
成績を見ると、感覚だった苦手が具体的になる
練習中に「下がる音が苦手な気がする」と思っても、その日の調子や印象だけでは判断しにくいものです。「ふたり音」では、回答した結果を方向、スタート音、音程差ごとにブラウザ内で集計します。
「詳しい成績を見る」を開くと、方向・スタート音・音程差それぞれの正答率と回答数を確認できます。各内訳は別々の集計です。スタート音はド・レ・ミなどの音名単位で、C3とC4のようなオクターブの違いは分けていないため、低い音域だけの苦手をここから判断することはできません。
「次に練習する音」には、同じ方向・スタート音名・音程差で3回答以上ある組み合わせのうち、正答率が最も低いものが表示されます。3回答は表示の条件であり、苦手が確定したという意味ではありません。回答数も一緒に見て、次に確かめる候補として使います。
成績はリセットするまでの累積で、声域や出題設定を変えた回答も合算されます。以前と比べたいときは、設定と回答数も自分でメモしておくと振り返りやすくなります。回答の内訳はこのブラウザ内に保存され、運営者のサーバーへは送信されません。練習開始・10問回答などの利用状況の計測とは別です。
苦手な方向を見つけた後の練習方法
- 1まずは普段どおりに問題を解き、上行と下行の回答数を増やす
- 2成績で方向ごとの正答率を比べ、苦手な方向を確認する
- 3スタート音と音程差の内訳や「次に練習する音」も見て、一組を選ぶ
- 4その2音を繰り返し聴き、上がり方・下がり方を頭の中で思い出す
- 5無理のない音域で声に出し、届かなかったか、行き過ぎたかも確かめる
一回の不正解だけで苦手と決めず、ある程度回答を重ねてから成績を見ます。苦手な組み合わせが分かったら、すぐ正解を覚えるだけで終わらせず、二音を頭の中で再現し、可能なら声でもゆっくりたどります。
声に出すときは、無理に高い音や低い音を使う必要はありません。前に挙げたC3は私個人の例で、誰にとっても同じ境界ではありません。まずは自分が出しやすい高さで音の関係を確かめます。
正答率だけでなく、ズレに気づけることも変化
歌ったあとに正しい二音を聴き直し、違いを感じるかを確かめます。ずれた向きが分からないときも、まずは曖昧に感じた二音を次の練習候補にします。正答率だけでなく、自分が何に気づいたかも振り返ってみましょう。
少なくとも私自身は、練習を続けることで以前より音の動きを捉えやすくなり、改善を感じています。誰にでも同じ期間や方法で同じ変化が起こるとは断定できませんが、苦手な関係を見つけて繰り返し聴くことには手応えがあります。
成績は自分を評価するためだけの数字ではありません。次にどの音を丁寧に聴くかを決め、以前との変化を確かめるための道しるべとして使えます。
まずは、上行と下行をどちらも解いてみる
上行と下行では、同じ音程差でも得意不得意が異なることがあります。感覚だけで決めず、まずは両方の問題へ答え、成績に表れる傾向を見てみてください。
「ふたり音」では、方向だけでなく、スタート音と音程差ごとの成績も確認できます。苦手な関係が見つかったら、その二音をもう一度聴き、頭の中と声でゆっくりたどります。
方向ごとの練習に進むときは、上がる音の練習メニュー、または下がる音の練習メニューを選べます。どちらも白鍵・完全5度まで・スタート固定で始まります。