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ふたり音・曲で練習

『燃えろよ燃えろ』で音感練習|一オクターブを、二音ずつ

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「燃えろよ燃えろ」は、小学生の頃のキャンプファイヤーを思い出す曲です。短い歌ですが、後半には一オクターブ上がるところがあります。よく知っている旋律だからこそ、一音ずつ高さを確かめる練習によいのではないかと思いました。

みんなで歌うときは、流れに乗って自然に通り過ぎてしまうところ。今日は少し立ち止まり、どんな二音をつないで高いところへ届くのか、ゆっくり聴いてみましょう。

最初は「第3フレーズ」を聴くだけでも十分です。ミ→ソ→ド→高いミの上がり方に耳を向けてみてください。

「燃えろよ燃えろ」で練習する

三つの跳躍で、一オクターブ上がる

練習譜はハ長調です。第5小節はソ・ファ・ミ・ソ・ド・高いミ。いったんミまで下がったあと、ミ→ソ→ド→高いミと上がります。この低いミから高いミまでが、一オクターブです。

この間を一段ずつ上がるわけではありません。ミ→ソは短3度、ソ→ドは完全4度、ド→高いミは長3度。半音で数えると、それぞれ3・5・4で、合わせて12になります。三つとも上向きですが、真ん中のソ→ドが最も広い跳躍です。

第5小節の上昇を二音ずつ聴く
二音幅聴くところ
ミ→ソ短3度(半音3つ)上がり始め
ソ→ド完全4度(半音5つ)三つの中で最も広い
ド→高いミ長3度(半音4つ)高いミへの到着
低いミ→高いミ1オクターブ(半音12個)上昇の始点と終点

名前を先に暗記する必要はありません。二音ずつ押し、間を置いてもう一度聴く。次に四音をつないで聴き、最後に低いミと高いミだけを比べます。短い曲の中にも、いくつもの幅があります。

出だしと後半の、よく似た上がり方

第1小節と第5小節は、ソ→ファ→ミ→ソ→ドまで同じです。その次が、出だしではレ、後半では高いミになります。出だしはさらに次の第2小節の頭で高いミへ着きますが、後半は第5小節の中で届きます。

第1・第3フレーズを交互に聴き、ドの次にどこへ行くかを比べてみましょう。同じように覚えていた部分でも、二音ずつ確かめると違いを見つけられます。

広い動きと比べるなら、第3小節のド→シもおすすめです。こちらは半音の下降です。第5小節のソ→ドの広さと交互に聴くと、隣り合う音との違いを確かめられます。

一音ずつ確かめて、歌の流れへ戻す

  1. 練習画面でハ長調の「第3フレーズ」を聴きます。最初は歌わず、後半の上がり方を追います。
  2. 停止して、第5小節のミ→ソ、ソ→ド、ド→高いミを、二音ずつ順番に押します。
  3. ミ→ソ→ド→高いミの四音をつないだあと、始点と終点のミだけを聴き、一オクターブの幅を味わいます。
  4. 「第1フレーズ」と聴き比べ、出だしのド→レと、後半のド→高いミの違いを確かめます。
  5. 最後に「全曲」を聴きます。二音ずつ確認した動きが、いつもの短い歌の中でどう聞こえるか試してみてください。

練習は二小節ずつ四つのフレーズに分かれています。速ければテンポを68や56へ下げてください。音符タップは単音で高さを確かめる機能です。付点の長短や休符は、フレーズ再生で聴きます。

表示譜の音域はミ4〜ミ5、男声は表示より1オクターブ低いミ3〜ミ4、女声は表示と同じ高さです。声を出すなら無理をせず、調を変えたり聴くだけにしたりしてかまいません。ここでの音名はハ長調の表示譜に合わせています。歌声の録音や音程採点はありません。

キャンプの歌と、別題「星かげさやかに」

キャンプで歌った記憶は、学校の資料にもつながっています。岡崎市現職研修委員会の「キャンプソング集」は、山の学習での指導用として「燃えろよ燃えろ」の楽譜を公開しています。小学生時代を思い出す一曲が、今も学校の野外活動の資料に載っていることがわかります。

同じ旋律は「星かげさやかに」という題でも紹介されています。今回底本にしたArt Studio まほろばの公開譜はこの題で、歌の主旋律を岡崎市の「燃えろよ燃えろ」と全曲比較すると、調を揃えた音高・リズム・休符が一致します。

東京書籍提供の楽譜では、日本語詞は串田孫一、曲はフランス民謡とされています。ただし、今回の調査ではフランス語の原題・成立年・古い掲載譜を特定できませんでした。フランスでの歌われ方や、日本へ伝わった経路まで推測して紹介することは控え、確認できた国内の資料をもとにしています。

今回の練習譜と出典

Art Studio まほろば「星かげさやかに」のハ長調版、1頁第5〜12小節の主旋律を独自にデータ化・浄書しました。同サイトが伝統曲について示す、出典を表示した二次生成物の作成を認める条件に従っています。原典や初出の楽譜という表示ではありません。

4/4拍子・8小節32拍、30音符と四分休符3個の練習版です。岡崎市の変ロ長調譜を2半音上げて比較し、全曲の音高・音価・休符・構成が一致することを確認しました。底本の前奏4小節と反復を省き、旋律を一巡します。初期テンポは底本の96から、岡崎市の譜と同じ80へ下げました。

日本語詞や現代の伴奏・コード、元の楽譜画像・MIDI・録音は掲載・再配布していません。配布するMIDIとMusicXMLも、歌詞なしの主旋律から独自生成したハ長調・表示譜の高さ・テンポ80のデータです。

キャンプファイヤーの記憶を、一音ずつ聴き直す時間に。後半のミ→ソ→ド→高いミから始めてみましょう。

「燃えろよ燃えろ」で練習する