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ふたり音・曲で練習

『七つの子』で音感練習|覚えている旋律を、二音ずつ

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「からす なぜなくの」と歌い出せても、途中の一音だけを取り出すと、高さに迷うことはありませんか。「七つの子」を二音ずつ聴き直して、覚えている旋律と、実際の音の動きを比べてみましょう。

「七つの子」で練習する

出だしの、下がって戻る二音から

練習画面のト長調では、冒頭がシ→ラ→ソ→ラと進みます。まずシ→ラ、次にラ→ソを聴き、最後のソ→ラでは上がる方向へ変わることを確かめます。口ずさめる部分を短く区切ると、「下がっているつもりなのに、同じ高さにとどまる」といった自分の迷いを探しやすくなります。

次の小節はシ→ソ→ミ→ソ→レ。隣の音への動きから、間を飛ばす動きへ変わります。全曲を急いで覚え直すより、シ→ソの二音だけを聴き、声でなぞり、もう一度ピアノの音へ戻ってみましょう。

同じ高さを保つところも、練習になる

第2フレーズの出だしは、ラが繰り返されます。次の小節も同じラから始まり、終わりにシへ上がります。同じ音が続く間に少しずつ高さが動いていないか、最後に上がる幅を曖昧にしていないかを確かめられます。

第1フレーズと第3フレーズは似ていますが、結びに向かうラの刻み方が異なります。第1フレーズの第7小節は八分音符のラが二つ、第3フレーズの第23小節は四分音符のラが一つです。同じ旋律に聞こえる場所も、音の高さと長さを分けて聴いてみてください。

短い練習の進め方

  1. まず全曲を聴き、覚えている旋律と比べます。初期テンポは四分音符88です。
  2. 第1〜第3フレーズから一つ選び、気になる二音を声でなぞります。男声は表示譜より1オクターブ低く、女声は表示譜の高さで再生します。
  3. 停止中に音符を押して一音ずつ確認し、つなげて歌い直します。八分音符が速ければ64や72へ下げてください。
  4. 高さを確かめたら、少し長いまとまりへ戻します。歌いにくいときは調や声域も変えられます。

画面はピアノの音を手がかりに自分で確かめる練習です。声を録音したり、歌の音程を自動採点したりする機能はありません。音名の読み方は西塚式音名の紹介も参照できます。

1921年の歌と、歌い継がれた版

「七つの子」は野口雨情の詞、本居長世の曲による童謡です。岡部玲子の研究(2011年、27頁)は、1921年7月号の『金の船』に詞と曲が掲載されたことを確認しています。

この歌には「かーわい」と「かわいい」という歌詞の付け方の違いがあります。池田小百合の解説ページでは、1921年の掲載譜と後年の歌唱譜を見比べられます。同じ音の並びでも、言葉をどの音へ置くかが異なる例です。今回の練習は歌詞を載せず、現代の公開譜を使います。

古い譜面と現在の資料は、句末の音の長さや休符まで完全に同じではありません。現代の資料同士にも違いがあるため、ここで採用した形だけを唯一の正しい歌い方とはしません。

採用した楽譜と練習用の変更

底本はArt Studio まほろば『七つの子』。「移調しない(G/Em)」で表示するPDF1頁の第5〜28小節の主旋律です。河合楽器PN4取扱説明書108頁の掲載譜とも全24小節を比較し、発音する音の順序と高さの一致を確認しました。句末の長さと休符は底本に揃えています。

  • ト長調・4/4拍子・主旋律24小節96拍。8小節ずつ三つに分け、タイ3組を一続きの音として再生します。
  • 前奏4小節・和音・伴奏・歌詞を省略。音高・音価・休符を保持し、テンポは底本の88です。
  • 配布するMIDI・MusicXMLはト長調・表示譜の高さ・88固定。画面で選んだ調・声域・テンポは配布物へ反映しません。
  • 出典表示による二次生成物の作成条件に従って独自に浄書しました。元のPDF・譜面画像・音源は再配布していません。
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